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マレーシア ビジネススクールに行く!

会社員を辞めてHELP UniveristyのMaster of Executive Managementで学んでいます。

マレーシア留学をして私がよかったと思っていること

そろそろ私が留学を初めて一年が経とうとしています。ビザの更新時期になりました。早いですね。


ニコ生につないでいると「お金があったらマレーシア"なんか"留学しないでしょう」と言う人に出会うことが割とある。
発言者は特に日本から一歩も出たことが無い人やヨーロッパやアメリカしか行ったことがない人のような感じだ。
ニコ生に来る人以外にも、日本では驚くことに「日本より優れている国は無い」と思っている人に出会うことがある。
その割にアメリカやヨーロッパは日本より上で、そのコンプレックスを他アジア諸国・中東・アフリカにぶつけているのではないかと思ってしまうほどだ。
日本のテレビ番組で「外国人から見て日本はこんなにすごい」という内容が頻繁に放送されているのがその証拠ではないだろうか。
クアラルンプールを電気も水道もないようなジャングルの中だと思っている人に出会うとこちらが驚く。

ここに私が書いていることは日本から一切出ない、外国人と関わる予定もないという方には正直関係のないことなので、そういうことに興味がある方だけ読んでもらえたら良いと思う。


留学先は先進国の方がいい?

以上のような考えから留学するにしても先進国以外の選択肢がそもそも無いのが一般的な考え方だと思う。
実際私も数年前に遊びに連れてこられるまではマレーシアのことなんか考えたことも無かった。
日本は特にアメリカやヨーロッパの文化に馴染みがあるため、先進国に行くことの利点は生活が想像できることだろうか。
私は10年ほど前にアメリカに一か月ほど滞在したことがあるのだがその時の印象は「人が英語を喋る以外日本と全く同じだな」ということであった。
あまりカルチャーショックというのは少なく、あったとしてもどれも予想していたことだったからである。
この利点はストレスや不安が少なくて済むということではないだろうか。


せっかく違う国に行くならカルチャーショックは大きい方が良い

性格によるところもあるが、私はカルチャーショックは大きければ大きいほどいいと思う。
ビジネススクールに通う身として特に、カルチャーショックは考えてもみなかったビジネスの好機を見つけることと同じだからである。
「日本ではあったのに無くて不便だな」「日本にはないけどこれは便利だ」と思ったりするからだ。
全く違うバックグラウンドと考え方を持った人と話すと自分が生きてきた世界がどれだけ小さいものだったのかと気づかされることにもなる。
日本という国は良くも悪くも変わっていて世界から見ると日本の「当たり前」は「特殊」であることが多いように感じている。
世界に広がる大企業になればなるほど、働く人々の国籍は様々で多角的な角度から物事を考える姿勢を求められる。
多角的な視点を手に入れるためには日本とは全く違う文化の中にどっぷり入って考えることが重要ではないだろうか。


実際マレーシアの学校ってどうなの?

私のコースに限った話でいうと実はマレーシアの大学なのにマレーシア人は稀である。
日本人は私だけだし、他の国の子も大体みんな国籍はバラバラである。
西ヨーロッパやアメリカの子はいないのだが、私にとって中東やアフリカの子と直接意が見交換ができることは日本では難しいことなのでとても貴重な体験だ。
育つ環境が違うと意見が全く違うのも面白い。
今の大学はアメリカやカナダで十数年教えてきた教授が教えてくれるし、授業内容も教科書も同じである。
卒業するその大学名が欲しいというならともかく、その点では別にアメリカでも、日本でも、どこでも同じだ。
だからこそ、どんな国の子とどれだけ違う意見を交換できるかということが重要になる。


中東・アフリカの留学生が多い理由

先日ニコ生で「なんでその国の子たちはアメリカの大学じゃなくてマレーシアに留学するのか」と聞かれたのだが、理由は大きく二つある。
一つは経済的な問題。もちろん安く済ませるに越したことはない。わたしはこのタイプ。
もう一つはビザの問題。アメリカや日本はもちろんのこと、比較的簡単と言われるカナダでさえも中東やアフリカの子達が学生ビザを取るのは難しい。
2年連続でカナダのビザに落ちてこれ以上待てないからマレーシアに留学したという子もいる。
お金だけの問題じゃない。日本人には予想できない問題である。
マレーシアは友好国が多く、特に留学生についてはイスラエルを除きどこの国の子でも手続きさえ踏めばビザはもらえる。
もちろん不法滞在者の増加という問題を抱えてはいるのだが、預金残高証明も要求されずパスポートと所定の教育を受けた証明書さえあれば手続きしてもらえる。
チャンスを掴みたい学生の視点では非常に優しい国なのだ。

日本より優れている国も劣っている国も無い

それぞれの国が問題を抱えていて、同時に称賛すべき文化や考え方も持っている。
どの国が良くて、どの国が悪いということは無い。
様々なランキングに固執しがちなところは誰にでもあると思うが、今後はイスラム社会やアフリカ諸国を無視してビジネスを行うことはどんな大企業であっても衰退を意味することになる。
もっと若い年齢から日本の文化から大きく離れたそれらの文化に触れることは本当の意味で「グローバル人材」になる要素になるのではないかと思う。
グローバル人材は英語が喋れる人ではない。優劣をつけず、あらゆる文化を尊敬する心を持った人のことを言う。


そういう意味で、特に深いことも考えず渡ってきたマレーシアであるが日々学ぶことや考えさせられることが多く本当に留学してよかったと私は思っている。