マレーシア ビジネススクールに行く!

会社員を辞めてHELP UniveristyのMaster of Executive Managementで学んでいます。

2017年度NHK語学講座について考える

3月も下旬に入りそろそろ4月が始まります。
つまり2017年度が始まるわけですが、私にとって毎年地味に問題になってくるのがNHK語学講座の編成なのです。


www2.nhk.or.jp


NHK語学はCDを買えばもちろん高くつきますがテキストだけなら数百円だし(しかも電子書籍が買える)、番組自体はネットで無料ストリーミング放送をしているので最もコストパフォーマンスが高い教材として私の中で定評があります。
せっかくマレーシアに居るので中国語でもいいのですが今のところなんだかんだ英語しか要らないのでやっぱり今年も英語を磨くことにします。
しかし今回最も衝撃だったのがここ数年最も好んで聴いていた「攻略英語リスニング」が無くなってしまうということ…。
なんだかAレベルはすごく充実しているのだけどBレベル(特にB2以上)がスッカスカ。
※レベル別語学番組表はこちらから見れます(NHK語学公式サイト)
ちなみに自分が今どのレベルか簡易的に図るためのテストサイトは下記からどうぞ。


eigoryoku.nhk-book.co.jp


私はB2でした。妥当ですね。
現在の環境からではラジオ講座しか選択肢が無いので攻略英語リスニングが無くなってしまったことは結構痛いです。
柴原先生の声が好きだったんだけどなぁ。
ということで2017年度にお世話になる番組は自然とこちらになりました。

  • 入門ビジネス英語
  • 実践ビジネス英語
  • ラジオ英会話


新番組の『高校生からはじめる「現代英語」』も少し聞いてみようかな。


英語の環境に居るのにまだNHK聞くの?ってなことを思われるかもしれないんですけど、日常生活で使う英語って本当に大したことがなくてちゃんとした教材でいろんな話題に触れてないと能力が偏ってしまうんですよね。
中学に入るくらいの年で無理やり関西弁を取得せざるを得ない状況に追い込まれたせいで日本語でさえもコンプレックスがあるんで余計にそうかも(´∀`;)
そういうわけで2017年度も海外在住者にも優しいNHK語学講座で改善に努めたいと思います。

CAE取得に向けて取り組みたい教材やウェブサイト

f:id:emirakb:20160608025728j:plain
CAEことCambridge English: AdvancedはCEFR C1という英語上級者を証明できるテストでもあります。
文法や語彙は高度なものを正確に使う力が必要とされるため、基礎からしっかり固めていくことが最重要です。
イギリス英語に慣れるという課題も同時にクリアできるように使用したい教材やウェブサイトをまとめました。

参考書

Grammar and Vocabulary for CAE and CPE

GRAMMAR AND VOCABULARY FOR CAE & CPE W/KEY (Grammar & vocabulary)

GRAMMAR AND VOCABULARY FOR CAE & CPE W/KEY (Grammar & vocabulary)

  • 作者: Richard Side,Guy Wellman
  • 出版社/メーカー: Pearson Japan
  • 発売日: 2002/05/03
  • メディア: ペーパーバック
  • 購入: 1人 クリック: 3回
  • この商品を含むブログを見る
CAEとその上のCPE対策にも使える文法・語彙の参考書です。
多くの演習が盛り込まれているうえにかなり細かい違いまで説明されているので目から鱗の連続。
何周もしながら自信をつけて行きたい一冊。

Advanced Grammar in Use

こちらは有名な文法書のAdvancedバージョンです。
左ページが解説、右ページが演習。フルカラーで説明の仕方が易しい。
イラストや図があったりして非常にわかりやすい造りとなっています。
実はこのシリーズのEnglish Grammar in Use(青色)を気に入って使っていたんですが、日本に忘れてきてしまったのでAdvanced(緑色)をこちらで買いました。
本の裏にあるシリアルコードを入れるとお持ちのスマホやタブレットにE-bookもダウンロードできます。(しかも全音声付)
いつでもどこでも確認したいところだけできる優れもの。

使い方

説明を一通り読んで問題を解く→間違えた部分を復習という流れで進めます。
時間をかけずに数をこなしていくのが良いかもしれない。

オンライン学習・お役立ちサイト

BBC Learning English - Learning English

イギリスの放送局BBCが送る英語学習サイト。
Podcastも多く配信しているためご存知の方も多いと思います。
こちらのサイトはPodcastで配信されている番組のスクリプトが見れたり、補足の説明が見れたりと+αの使い方ができるのが特徴。
会員登録(無料)すれば学習履歴を残せます。
イディオムや語彙、文法例などを見ていると実際に生活するうえで必要となる例が多いのが良い。

Future Learn

www.futurelearn.com
無料オンラインコースを提供しているサイトです。
IELTSやライティングコースもあってかなり為になりました。
基本は「英語で」勉強する場所なので、経営学の基礎についておさらいする目的でも使いたいです。

engVid

www.engvid.com
YouTubeに英語レッスン動画をあげている先生方のポータルサイトともいえる場所。
動画を見た後のミニクイズもここで出来ます。
目的や自分のレベルからレッスンを絞り込めるので探しやすいです。
楽しくわかりやすく、質の高いレッスンが約1000本も無料で見放題…素晴らしい時代ですね。
先生はカナダとイギリスの先生が多い印象。

使い方

文法の勉強に疲れたら息抜きという感覚で使いたいです。
どれも軽い気持ちで楽しく取り組めるのが良いところ。

ライティング対策

ielts-simon.com

ielts-simon.com
独学でライティング対策をするには良質なサンプルを何度も読んだり書いたりするのが一番です。
このブログはIELTSの元試験管がBand 9(満点)のサンプルを書いてくれているのでこれを真似して書いています。
文の流れの中で表現や文法、語彙の使い方を学べます。
元試験管ならではの、受験者がよくする間違いなどにも触れていますのでIELTS受験者以外の方にもオススメです。

使い方

ひたすらモデル文章を真似して書く。
試験時間内に完成させられるように流れを叩き込むことが目的。

CAEのライティング問題はエッセイの形式だけではないため、レポートやメールの対策については他の方法を考える必要があります。

リーディング対策

リーディングに最も苦手意識があるのでこちらの動画に従って改善したいと思います。

www.youtube.com

理解できるレベルの文章をなるべく早く、一定の速度で読み進める。
15分計って読み終えたら内容を確認するため一段落ごとに要約する。

Lifehacker

lifehacker.com
ライフハッカー英語版。
面白いのでサクサク読める。活字に慣れることが最重要なので偏っても気にしない。

wikiHow

www.wikihow.com
ライフハッカーみたいなサイトですが、画像が多めで文章もサクサク読めて面白い。

スピーキング対策

cafetalk.com
ネイティブの授業が1回単位で受講できるスクール。お値段も通学型に比べれば安い。
それでも1回2,000円くらいはするので回数をこなしないならレアジョブ産経オンライン英会話がお勧めです。


現在相部屋でスカイプができないためレッスンを受講することができません。
友人と話す機会を増やすしかないのですが、それだけではスピーキング対策として微妙なところです。

今後について

CAEの公式本は新しいものが今年8月に発刊されるそうなので、それまでは上記の繰り返しで基礎力をあげていきます。
文法の正確さもCAE取得には要点になるのでしっかりと復習していきたいです。

Cambridge EnglishのCAEを取ろうと思う

世界にはさまざまな英語検定試験があります。日本で有名なものは英検とTOEIC、留学希望者にとってはTOEFLとIELTSも有名ですね。
英検もTOEICも日本では地位を確立している試験ですが、一歩外に出れば証明書としてほぼ通用しません。
どうせ取るなら世界のどこに持って行ってもわかってもらえる試験を受けてみませんか。

というわけでCambridge Englishってご存知ですか?
公用語が英語の国に引っ越して数カ月、私も卒業後の再就職のために英語力の証明書を一つ持っておこうと思い受験することを決意しました。

Cambridge Englishって何?

「Cambridge English」別名「ケンブリッジ英検」はケンブリッジ大学によって作られた英語力を証明する試験で、世界で最も有名な英語力証明試験の一つとして使われている。
日本の英検と仕組みは同じで5段階から1つ選んで受験をし、点数によって合否が決まるというもの。


f:id:emirakb:20160607214820p:plain
出典:Cambridge English Scale results reporting | Cambridge English


IELTSやTOEFLと違い取得後の有効期限が無期限というのが最大の魅力。
また出題はAcademicではなくGeneral Englishであり、4技能全てを図る試験である。

詳しくは公式ページをご覧ください。
Cambridge English Language Assessment

現在の英語力と受験級

  • IELTS 5.5 (2016年1月)
  • TOEIC 850 (2012年12月)

大学の入学に必要だったIELTSは一度だけ受験。Listeningは6.0でWritingが5.0という散々な結果に…。
TOEICもListeningが9割というかなり偏った配分になっているため、Readingもかなり弱いことがうかがえる。
しかし、まだましなリスニング力についても100%と言っていいほどアメリカ英語しか聞いていなかったためイギリス英語が大の苦手。

IELTS 5.5というとCEFRに当てはめればB2に相当するようだ。
そのため、この1つ上のC1レベルとなるAdvanced(CAE)を受験することにします。

ちなみにCAEの公式問題集は8月頃に新刊が出るみたいなので、それまでは文法や語彙といった基礎力をあげることに力を入れて準備をしようと思います。

受験日

半年くらいで一度試してみたいので、2016年12月10日(土)(暫定)に受験します。
KLの試験センターによるとまだ確定ではないらしい。

受験料は日本だと27,000円もするみたいだけど、KLでは17,000円で受験できるため是非ここにいる間に取って帰りたい。
(センターによって値段のばらつきがあるのはいいが1万円も違っていていいのか…笑)

CAE取得に向けて

元々「世界で働きたい」というのが私の夢でもあった。
外資系企業だけでなく日系企業でも英語力は必要不可欠となっている時代です。
卒業と同時に新しい世界へ踏み入れることができるように、ぜひ英語力もレベルアップさせたい。

長い間中級者から抜け出せていないので、これを機に上級者の仲間入りをしたいと思います!

自宅から出ずに海外の友達を作ろう!言語交換SNSがオススメ!

海外の友達を作るのは簡単

「海外の友達がいる」と聞くとパーティに積極的に参加するような社交的な人というイメージがあるのではないだろうか。30年くらい前まではそうだったかもしれないが、現代のインターネット社会では家から一歩も出ずに友達を作ることは非常に簡単なのだ。世界規模のオンラインゲームをやっている人なんかは簡単に想像できると思う。

しかし、オンラインゲームをプレイしない私のような人間はどこで友達になれる人を探せばいいのだろうか。そんなときに使えるのが「言語交換SNS」である。

言語交換SNSとは

英語ではLanguage Exchangeといって文字通り「私の知っている言葉とあなたの知っている言葉をお互いに教えあいましょう」というSNSである。英語を教えてもらう代わりに日本語を教えてあげるというシステム。お互いにWin-Winの関係を築けると長く良い付き合いができるのだ。

メリット

英語の上達が早い

いつ使うかわからない単語を覚えるのと違って、必要なことや言いたいことを言わなければいけない状況で単語や言い回しを調べると早い段階で英語力がぐんぐん伸びていくのが実感できる。最初の方は聞かれることは大体同じなので、初心者でも何人も相手にしているとすぐに辞書を見なくともスラスラ英語が出てくるようになる。

相手の文化や生活がわかる

「Halloweenは日本ではどんなことをするの」と聞かれて「え、普通の平日だけど」と私が戸惑ったのは最初に言語交換SNSに手を出した8年も前の話である。当時日本には今みたいに仮装して街を練り歩くなんていう文化は存在しなかったものだから色々と教えてもらい勉強になった。

自国の文化を再認識できる

自国の文化は当たり前になりすぎて特殊であるとは気づきにくいものだ。相手の文化に戸惑うことがあれば、自分の文化で相手を驚かせることもある。大学3回生の時に「就活だるいわー」と言ったら「インターンシップじゃなくて?卒業もまだまだなのに就職活動?え、勉強は?」という混乱した返事が帰ってきた。新卒一斉入社という概念が独自の文化だとは考えたことも無かったため私も衝撃だった。

デメリット

出会い目的の人がいる

どのSNSでも同じことが言えるが、特に女性は注意した方がいい。理由はよくわからないが「日本人女性」というだけで一部の人にはウケが良いらしい。怪しいメッセージを送ってきたり、上手いことを言って会いにくると言う人にはくれぐれも関わらないように。

実際に使ったオススメの言語交換SNS 2つ

Interpals

www.interpals.net
サイト上でメールのやり取りができるため一切の個人情報の交換が無くても友達を作ることができる。アクティブ会員が多いのか、登録した瞬間から様々な人がコンタクトしてくれる。こちらから探すのももちろんOKだ。よくあるような「ここからは有料」といったものが無く使いやすい。スカイプIDを入力する欄もあるので専用アカウントを作って音声通話をしてみるのも良い。言語交換に限らず、普通の友達探しで使う人も多いため気負う必要が無いのが良いところ。サイト自体は日本語非対応。

Lang8

lang-8.com
日記などのブログを勉強している言葉で書き込むとネイティブからの添削を受けれるサイト。日本語で書かれた記事を訂正してあげるとポイントがもらえる。ポイントが高いと添削もしてもらいやすくなったりするらしい。ライティング特化型言語交換といったところ。こちらは日本語完全対応で、有料コースもある。同じ人と添削し合っていると仲良くなれる。

私の言語交換SNS体験談

私が一番最初にSNSに登録したのは自己紹介がやっとというレベルの初心者だったころである。

(自宅内だけど)行動力だけはあったのでInterpalsやSharedtalk(閉鎖)でSkypeやMSN MessengerのIDを交換し、テキストチャットやボイスチャットに時間をひたすら費やしていた。たどたどしくとも瞬発力が要求されるので初心者にありがちな「日本語を介して英語を理解する」ということがさせてもらえず「英語を英語のまま考える」という癖が早い段階で身についたのが大きかったと思う。半年もすれば自分の興味があることなら調べなくてもスラスラ話せるようになっていた。

「まだ話すのは苦手だからできない」と思っている人がいるとしたら、そういう人こそやってみたらいいと思う。会話が全然できなくて早々に切り上げられることばかりだったけど、だからこそ切られないようにあらかじめ質問を考えたりと色々工夫するようになる。

自己紹介しかできない段階でずっとボイスチャットに付き合ってくれていた神のような友人は8年経った今でも仲良が良い。5年前には日本へ遊びにきてくれて一緒に京都観光もした。彼女は今タイに住んでいるのでマレーシアに引っ越したら会いに行くと約束をしている。もうひとり付き合いが続いているのはブラジル人の男の子で、当時中学生くらいだった彼は今や立派な父親になった。

英語力向上という点では、実際のところ一人か二人だけでいいので継続的に連絡を取り合う人を見つけることが一番効果的であるように思う。仲が良い友達になるにはやはり共通の趣味があることが重要だ。私の場合はオフラインRPGが好きという趣味の一致があった。新しいゲームの発売日や最新トレーラーについての感想など、語る内容は尽きないからである。

あとがき

日本の中でも色々な考えを持った人がいるが、それ以上に育った文化が違うと考え方も違う。他所の文化や生活習慣を知ることで日本の良さに改めて気づかされることもあるし、他国の良さを認識したりもできる。せっかくなので世界とつながっているそのデバイスで、全く違う世界を覗いてみるのはいかがだろうか。

一石二鳥!英語と経営学の両方が学べる一冊!

英語も勉強したいし、他学部卒からビジネスで修士を取るため経営学も勉強したい。英語で経営学の本を読むのが一番いいかもしれないけど、できれば基本レベルの簡単なものから始めたい。そんな私の欲張りな要望を全て叶えてくれる良書がNHK出版から出ていた。


NHK CD BOOK 英語で学ぶMBAベーシックス 増補改訂版 (NHK CDブック)

NHK CD BOOK 英語で学ぶMBAベーシックス 増補改訂版 (NHK CDブック)

  • 作者: 藤井正嗣,リチャード・シーハン
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2012/08/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • クリック: 2回
  • この商品を含むブログを見る


2002年に初版を発行し、昨今のビジネスの変化に対応した増強版を10年後の2012年に発行しているロングセラー本。全く経営学を勉強したことがない人にでもわかりやすく、知識を持ち合わせず感覚だけで営業を行っているケンが同僚に基本事項を指摘されながら仕事に取り組んでいくというストーリー形式になっている。左ページには英語、右ページには日本語が書かれてあるため英語が苦手な人でも取り組みやすい。本自体は分厚いがほぼ全ての英語に音声がついているので電車などの移動中でも復習できる。経営学の基本をおさらいしたい人や英語でのビジネス用語を覚えたい人だけでなく、文化の違いや他国でのビジネスといった点でも補足があるため海外転勤する人や外資系に転職する人にもお勧めだ。


物語の主人公ケンは悪い意味で古い日本の営業マンといったところ。大手企業に勤めている方からすれば「こんな奴はいないだろう」と思われるかもしれないが、私が勤めている某中小企業ではケンのように「売ること」だけを考えている営業は少なくない。"長年の勘"に頼らず初心に帰って基礎を叩き込めば成績は大幅に改善できるかも。今の会社が抱えている問題の解決策という目線で見ても面白い読み物だ。


英語も経営も興味がある方に是非お勧めしたい一冊。