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会社員を辞めてHELP UniveristyのMaster of Executive Managementで学んでいます。

自宅から出ずに海外の友達を作ろう!言語交換SNSがオススメ!

海外の友達を作るのは簡単

「海外の友達がいる」と聞くとパーティに積極的に参加するような社交的な人というイメージがあるのではないだろうか。30年くらい前まではそうだったかもしれないが、現代のインターネット社会では家から一歩も出ずに友達を作ることは非常に簡単なのだ。世界規模のオンラインゲームをやっている人なんかは簡単に想像できると思う。

しかし、オンラインゲームをプレイしない私のような人間はどこで友達になれる人を探せばいいのだろうか。そんなときに使えるのが「言語交換SNS」である。

言語交換SNSとは

英語ではLanguage Exchangeといって文字通り「私の知っている言葉とあなたの知っている言葉をお互いに教えあいましょう」というSNSである。英語を教えてもらう代わりに日本語を教えてあげるというシステム。お互いにWin-Winの関係を築けると長く良い付き合いができるのだ。

メリット

英語の上達が早い

いつ使うかわからない単語を覚えるのと違って、必要なことや言いたいことを言わなければいけない状況で単語や言い回しを調べると早い段階で英語力がぐんぐん伸びていくのが実感できる。最初の方は聞かれることは大体同じなので、初心者でも何人も相手にしているとすぐに辞書を見なくともスラスラ英語が出てくるようになる。

相手の文化や生活がわかる

「Halloweenは日本ではどんなことをするの」と聞かれて「え、普通の平日だけど」と私が戸惑ったのは最初に言語交換SNSに手を出した8年も前の話である。当時日本には今みたいに仮装して街を練り歩くなんていう文化は存在しなかったものだから色々と教えてもらい勉強になった。

自国の文化を再認識できる

自国の文化は当たり前になりすぎて特殊であるとは気づきにくいものだ。相手の文化に戸惑うことがあれば、自分の文化で相手を驚かせることもある。大学3回生の時に「就活だるいわー」と言ったら「インターンシップじゃなくて?卒業もまだまだなのに就職活動?え、勉強は?」という混乱した返事が帰ってきた。新卒一斉入社という概念が独自の文化だとは考えたことも無かったため私も衝撃だった。

デメリット

出会い目的の人がいる

どのSNSでも同じことが言えるが、特に女性は注意した方がいい。理由はよくわからないが「日本人女性」というだけで一部の人にはウケが良いらしい。怪しいメッセージを送ってきたり、上手いことを言って会いにくると言う人にはくれぐれも関わらないように。

実際に使ったオススメの言語交換SNS 2つ

Interpals

www.interpals.net
サイト上でメールのやり取りができるため一切の個人情報の交換が無くても友達を作ることができる。アクティブ会員が多いのか、登録した瞬間から様々な人がコンタクトしてくれる。こちらから探すのももちろんOKだ。よくあるような「ここからは有料」といったものが無く使いやすい。スカイプIDを入力する欄もあるので専用アカウントを作って音声通話をしてみるのも良い。言語交換に限らず、普通の友達探しで使う人も多いため気負う必要が無いのが良いところ。サイト自体は日本語非対応。

Lang8

lang-8.com
日記などのブログを勉強している言葉で書き込むとネイティブからの添削を受けれるサイト。日本語で書かれた記事を訂正してあげるとポイントがもらえる。ポイントが高いと添削もしてもらいやすくなったりするらしい。ライティング特化型言語交換といったところ。こちらは日本語完全対応で、有料コースもある。同じ人と添削し合っていると仲良くなれる。

私の言語交換SNS体験談

私が一番最初にSNSに登録したのは自己紹介がやっとというレベルの初心者だったころである。

(自宅内だけど)行動力だけはあったのでInterpalsやSharedtalk(閉鎖)でSkypeやMSN MessengerのIDを交換し、テキストチャットやボイスチャットに時間をひたすら費やしていた。たどたどしくとも瞬発力が要求されるので初心者にありがちな「日本語を介して英語を理解する」ということがさせてもらえず「英語を英語のまま考える」という癖が早い段階で身についたのが大きかったと思う。半年もすれば自分の興味があることなら調べなくてもスラスラ話せるようになっていた。

「まだ話すのは苦手だからできない」と思っている人がいるとしたら、そういう人こそやってみたらいいと思う。会話が全然できなくて早々に切り上げられることばかりだったけど、だからこそ切られないようにあらかじめ質問を考えたりと色々工夫するようになる。

自己紹介しかできない段階でずっとボイスチャットに付き合ってくれていた神のような友人は8年経った今でも仲良が良い。5年前には日本へ遊びにきてくれて一緒に京都観光もした。彼女は今タイに住んでいるのでマレーシアに引っ越したら会いに行くと約束をしている。もうひとり付き合いが続いているのはブラジル人の男の子で、当時中学生くらいだった彼は今や立派な父親になった。

英語力向上という点では、実際のところ一人か二人だけでいいので継続的に連絡を取り合う人を見つけることが一番効果的であるように思う。仲が良い友達になるにはやはり共通の趣味があることが重要だ。私の場合はオフラインRPGが好きという趣味の一致があった。新しいゲームの発売日や最新トレーラーについての感想など、語る内容は尽きないからである。

あとがき

日本の中でも色々な考えを持った人がいるが、それ以上に育った文化が違うと考え方も違う。他所の文化や生活習慣を知ることで日本の良さに改めて気づかされることもあるし、他国の良さを認識したりもできる。せっかくなので世界とつながっているそのデバイスで、全く違う世界を覗いてみるのはいかがだろうか。